いまさら聞けない・・ルールの話・打者のサインの見方について

小学生の軟式野球でも打者や走者に、ベンチからサインを送っていますが、最近のサインはかなり複雑になり、打者がバッターボックスを外して見ていたりする事があります。
このサインの確認が試合時間をかなり遅らせる要素にもなってきていますが、さて打者はサインをどの様みたら良いのでしょうか?
全日本軟式野球連盟競技者必携より「競技運営に関する取り決め事項」『少年部・学童部』の所を見てみると
(15)試合のスピード化に関する事項
試合はスピーディーに行なう。1試合(9回戦)の競技時間は90分以内を目標とする。試合の進行状況によっては、タイムを制限する場合もある。・・・とありその中の
(4)打者についてでは
①投手が投球位置にいるいないに関係なく、速やかにバッタース・ボックスに入ること
②次打者は、必ず次打者席へ入り低い姿勢で待つこと。投手も必ず実行すること。
③思うままにバッタース・ボックスを出入りすることは許されない。
 ア、みだりにバッタース・ボックスをはずした場合、球審はタイムをかけずに、投球に対して、正規に”ボール””ストライク”を宣告する
 イ、バッタース・ボックス内でサインを見ること。(打者が正規の打撃姿勢をとらないときは、投手は打者に投球をしてはならない)
とありますので、よくバッタース・ボックスから片足を出したり、両足をはずしてサインを見ている子がいますが、この場合には投手は投球をしても良い事になる訳です。
ですから学童や少年野球の場合にはバッタース・ボックスに両足を入れた状態でサインを見ることで、投手が投球出来ない様になっている・・・と言うことを頭に入れて下さい。
要は、すぐに打撃体勢を作れる常態かどうかと言う事になりますよね。

 

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